2000-08-08 第149回国会 参議院 予算委員会 第2号
そうやってグローバルなマーケットの中でほかの国に対しても負けないようなマネーセンターバンクスであり、またそれぞれの特色を持った銀行機能を発揮しようとして今懸命に動いているところであります。私どもも、それをそばで見ながらできるだけのお手伝いをしていきたいというふうに思っております。
そうやってグローバルなマーケットの中でほかの国に対しても負けないようなマネーセンターバンクスであり、またそれぞれの特色を持った銀行機能を発揮しようとして今懸命に動いているところであります。私どもも、それをそばで見ながらできるだけのお手伝いをしていきたいというふうに思っております。
この点はマネーセンターバンクスの間の差よりは生保相互間の差が大きいかもしれませんが、しかし全体の数は少のうございますので何でございますが、全体として保護をされてきた、そういうことには私は変わりがないであろうと思っております。
正直のところ、まだ法人税を払っている銀行がマネーセンターバンクスの中に幾つもないわけでございますから、それだけのものをやっぱり過去のものを引きずっている。それは市場が見ておるんだと思います。
○国務大臣(宮澤喜一君) マネーセンターバンクスを初め他の銀行については、もともとそういう要望もございませんでしたが、私ども見ておって、まず完了しておるということを申し上げて間違いないと思います。
当時、アメリカの銀行は、理由はいろいろあったと思いますけれども、いわゆるセービングス・アンド・ローンの話もありましたし、主としてラテンアメリカ等々に対する大銀行、マネーセンターバンクスの不動産投資というようなこともあったと思いますが、非常な不調でありました。バンク・オブ・アメリカが本店を売るというような話を私どもは間違いではないかというような気持ちで聞きました。
そのときはしかし、マネーセンターバンクスがつぶれるというようなことを考えなかったものですから、せいぜい信用組合ぐらいのことを考えていましたが、預金保護をもうしかし全面的に広げざるを得なかった。そういうことで、二〇〇一年というのは確かにシンボルとしてございました。ございましたから、本当はこれは守れれば守りたかった。
○国務大臣(宮澤喜一君) 確かに、いわゆるマネーセンターバンクス、大銀行を中心にこのまま変更しないでくれということははっきりしておりました。それから地方銀行でも、これは必ずしも明確でありませんで、第二地銀でしたか専務理事か何なりの方は、向こうが二年延ばすのなら延ばしてほしいと言われた人があります。
それで、今の時点に立ちまして、このような制度的な改革が行われ、いわゆるバブルの後始末もかなり進んでまいったと思いますけれども、しかしまだまだ、今日の我が国のいわゆる大銀行、マネーセンターバンクスがまだちゃんと税金すら十分払うような体制になっておりません。これは過去の不良債権があるから、欠損があるからでございますけれども、今そんなところにいる。
平成十年に金融安定二法というものができておりますし、それより前に預金者の保護という制度はできておりましたけれども、それはマネーセンターバンクスについて起こる出来事だとは到底考えられなかったわけでございますので、結局、本当のところは、事態が起こりまして、悪くなりましてから、昨年の国会の御議論の中から今の制度をつくっていただいた、こういうふうに思っております。
殊に、これはよその役所のお立場からいいますと、各銀行、殊にこれはマネーセンターバンクスよりは小さい銀行の方に多いかもしれませんが、うちの銀行はどうも危ないと思われているということではたまりませんので、リストラの努力が行われるわけでございます。
いずれにしても、やはりリストラクチャリング、再生のための努力というものはマネーセンターバンクスばかりでなく地方の金融機関もやってもらわなければならないところでございますから、それゆえペイオフというものが、今後とも現状が続くということになりましたら、やはりそういう努力はどうしてもなまるというふうに考えるべきであろうと思います。
○宮澤国務大臣 昨年の夏に金融監督庁が発足しまして、その後にいわゆるマネーセンターバンクスの検査が行われることになりました。また、金融再生委員会も発足し、その間、国会では二つの法律をつくっていただいた。今になって考えますと、初めて我が国の銀行が本当に第三者的な厳しさと第三者的な正確さで検査を受けた、そうして分類にしても引き当てにしてもきちんとした基準を与えられた、これは初めてのことであります。
これによって本当にマネーセンターバンクスは一応それからすべて検査を受けました。のみならず、分類ばかりでなく引き当てについてもかなりはっきりした基準を与えられる、そういうことが背景になりまして今回公的資金の導入ということになったわけでございますから、再生委員会は今度は導入を申請してくる銀行についてかなり具体的な資料を持っておったわけでございます。
そして、金融監督庁あるいは再生委員会がどういう御注意をなすっていらっしゃるのか、具体的には伺っておりませんけれども、当然そういうやりとりの中で、いわゆるリストラクチャリングの話としてそういう話は出ているのだろうと想像いたしますし、また金融界自身も、殊に、おっしゃいましたように、今の計数は多分全国金融機関かあるいは第二地銀ぐらいまで入っている数字ですから、マネーセンターバンクスはあの中でかなり高いんではないかと
マネーセンターバンクスについては全部おやりになってその内容もわかりましたし、また、各行がいわゆる分類と引き当てをどういうふうにするかということについても、金融監督庁としてはかなり具体的に知識を得て指導をできるお立場になった、そのことは一つの非常な進歩でございます。そこで、柳沢大臣あるいは再生委員会が今各行とそういう見地から、改善するにはどうしたらいいかという話をいろいろしておられるわけですね。
○国務大臣(宮澤喜一君) まず、中央のいわゆるマネーセンターバンクスでございますけれども、現在非常な緊張かつ不安な状態にあると申し上げていいと思います。それは、一つは大きな不良債権を持ちましてその処理に寧日ないありさまですけれども、同時に貸し渋りということの指摘も受けて、その間の矛盾に非常に苦しんでいるということがございます。
○宮澤国務大臣 この点も確とは申し上げかねますけれども、今、金融監督庁がマネーセンターバンクスの検査をなされつつございます。
土地、不動産等々、それはある程度やっておられますけれども、かなり慎重に行動をしておられるように思えますが、中央のマネーセンターバンクスの方がその点では、いろいろノンバンクを設けたりいたしまして、いろんな形で不良資産になるような投資をいたしておりますから、その上に国際的な関連がございますので、確かに今度の場合の大きな問題はむしろそういう中央の十九行を初め大きなところであるということであろうと思います。
それで、いわゆる八%銀行、国際業務は、明らかにある段階でステータスシンボルのように考えられたときがございまして、地方銀行でも大変たくさんの銀行が八%を維持しておられますし、マネーセンターバンクスもそれはむしろ当然のように考えられてまいりました。
○国務大臣(宮澤喜一君) かつて日本のいわゆるマネーセンターバンクスは、世界の金融界の一番から十番までほとんど独占した時代がございました。そのときは、アメリカの例えばナショナルシティ銀行が一株八ドルまで落ちぶれた時代でございます。その形勢はまことに逆転をいたしましたが、その中で今、日本の大手金融機関としてはやはり二つのことを考えておるだろうと思います。
○宮澤国務大臣 それはもうしばしば申し上げたことでございますけれども、まず、今、日本のマネーセンターバンクスが外国で外貨を借りられる、その場合にいわゆるジャパン・プレミアムというものを取られております。それもしかし、だれもがプレミアムを払えば借りられるということですらない。
システミックリスクと申しますためには地方の小さい銀行にはそう問題はないかもしれませんけれども、しかし、地方において中心になる銀行に事がありましたときには、その地方全体の経済に影響がある、このときに受け皿銀行に注入をするというようなことは、これは十分あることでございますので、必ずしも大であるから、マネーセンターバンクスにだけ限ったわけではないというふうに、これは私の理解でございますが、そう思っております
○宮澤国務大臣 今チャートをいただいて拝見しておりまして、おっしゃったような傾向が見えますが、これは、私、決して間違っているとかいうことを申し上げているのではありませんが、全国のマネーセンターバンクスの傾向はどうなのか、傾向としてはきっと同じなんであろう、ただ、それが長銀の場合により顕著だということかなと思って今拝見しておりました。
ただ、従来いろいろ見てきてどういう感想を持っておるかというお尋ねであれば、いわゆる国際化の名のもとに、地方銀行も含めまして随分八%の銀行になられましたけれども、やはりそれはそれなりに反省期というものに入っていて、マネーセンターバンクスのほかに地方銀行も随分というような状況は、銀行自身においていろいろ考えておられるように見えますし、また、そういう時期になっておるのではないか、私はこの問題についていわゆる
我が国の銀行、マネーセンターバンクスがそうですが、銀行としての機能を十分に果たしていないではないかということの基本原因は、まさに不良債権を持っておりまして体質が強くなっていない、それはもうそこが基本と思います。
やはり大手銀行という場合、マネーセンターバンクスなどという言葉が使われておりますけれども、内外市場に非常に大きな取引関係を持っておりますから、これが破綻するという場合には、やはりかなり大きな信用不安の連鎖が起こっていく。ドミノ現象とかあるいは将棋倒しになっていくとかいうような信用不安の連鎖、これと同時に、国際金融市場に混乱を生じていく。